海辺にて
「ちょっと!この後に及んで何よ!みんなの信頼を裏切るつもり!」。
私は声を張り上げた。
この平和な海辺には似つかわしくないと思いながらも。
合コン気分で海辺へドライブしようと友人カップルを誘ったのは、彼と私なのに。
「大丈夫、車ならいるから。
じゃなかった、あるから」。
友だちにそう請け合った。
車、とはもちろん彼のこと。
友だちも私も、そして友だちの彼も運転ができないし、車も持ってない。
「東京ではみんな、車なんか持たないの」って言われたけど、そんなもんか。
地方出身の私は、素直に頷いた。
じゃあ、遠出するときはどうするの?ドライブは?しないの?.。
その質問への答えはかえってこなかったけど。
私の彼は車を持っている。
しかも軽自動車とかじゃなくって黒いセダン。
「ヤン車みたいだよな。
もっと燃費のいいのに、買い換えようと思ってるんだけどさ」と、彼は照れながらも初めてのデートにはその車で登場した。
密かに聞いた噂では、自慢の愛車らしい。
車に疎い私には、何が自慢なのか分からない。
確かに都会にはちょっと大きすぎる。
もっと、小回りのきく燃費のいいものの方が実用的だと思う。
その彼に、「友人の彼は車を持ってない」。
と話すと、鼻で笑った。
「東京って車持ってない人が多いんだって?」そう聞くと小馬鹿にしたように、頷いた。
じゃあ今度4人でドライブしようよ。
海が見たいな。
ってことで、今日に至った。
なのに、彼が唐突に帰ってしまったのだ。
もちろん、自家用車に乗って。
何が不服だったのか、何にご気分を害されたのか、分からない。
あとに残された私たち3人はただ茫然と見送った。
楽しいときは思いっきり笑顔で過ごすこと
私は旅行の経験しかないのですが。
初めての海外でオーストラリアに行ったとき、せっかくなのでいい眺めのホテルをと思い、海辺の高層階のホテルを予約しました。
テラスにはテーブルセットもあり、『明日の朝はおいしい朝食をテラスで』とウキウキして前日に買い出しをし、迎えた翌朝。
海に反射する太陽の光がきつすぎて、窓辺に立つだけで目がくらみ、カーテンを開けることすら難しいほどでした。
せっかく準備したのに、薄暗い部屋で朝食を済ませるという悲しい朝になってしまいましたが、いろんなところを回って準備した朝食はとてもおいしかったです。
その後の海外のホテルを決める際には経験が役立っています。
たいていの国のガイドは書店で販売されていますし、ネットで情報を事前に調べることは大切かと思います。
自分で計画するのは大変であれば、現地でも旅行会社等で色々なアクティビティーを予約することもできますし、いろいろな相談にも乗ってもらえます。
少し良いレストランに行ったり、寺院に行ったり、色々なシーンを思い浮かべて荷物を準備されるのがよいかと思います。
事前に危ないところや気を付けることを頭に入れておいて、慎重になるべきところは慎重に、その土地の空気を楽しめれば記憶に残る旅行になるのではないでしょうか。