教諭カップル新任の歓迎会で急接近

小学校の教諭になってから彼氏いない暦5年が過ぎていました。
先日、新任の先生方の歓迎会があり、隣に座った男性教諭と急接近!
何だか、ちょっとうれしい予感がしました。

それからしばらくして交際がスタートしました。
数少ない出会いの中で、手っ取り早くっというわけではなかったんですが、5年ぶりにただいま恋愛進行しています。

子供たちや他の先生方の手前、勤務中はそ知らぬ顔をしていますが、それがまたちょっと楽しくて、職員室や廊下で目があったりすると、二人だけの合図をして笑ったりして、学生時代の甘酸っぱい気分を味わっています。

恋人ができて恋愛するってやっぱりウキウキするものですね。
乙女心に火がついたって感じです。
このままうまくいけば結婚ってゴールもあるのかな、なんて夢が膨らみます。

ところがですよ、現実の問題点としては、ひとつの学校には最長6年しか赴任出来ません。
これが公立学校の教諭の悲しい掟なのです。
私立学校だったら、一筋ということもあるかと思いますが、あと一年しか同じ学校にいられません。

異動の事例がおりるまで、少し校内で大胆な事でもしちゃおうかと思ってます。
よくある体育館倉庫・・・これは生徒が乱入してくる可能性もありましたが、我々教師がカギを管理しているので、放課後なら問題無しです。

いい環境です。
やりたい仕事でよかった。

糸へん業界

デパートの服飾関係に就職が決まると、同じ業種の先輩から忠告されました。
「糸へん業界は圧倒的に男が少なくて女が多い。だから不倫とか浮気が多いから、同じ業界の男には気を付けてね」
“糸へん業界”という耳慣れない単語が面白くて、とてもよく覚えています。

覚えていたのに、就職して私が最初にハマった男性は同じ職場の上司で、既婚者でした。
入社したては仕事ができる上司が2割増し格好よく見えるとか、困った時に助けてくれた人は吊り橋効果で好きになりやすいとか、知識としては十分わかっていたつもりなのですが、やっぱりそれはつもりでしかなかったみたいです。

仕事の一環だと思っていても、スマートな体型にセンスのいい服を着て、物腰は優しいけれど仕事には厳しい上司を見ていると、本当に素敵に見えました。

結婚していることは分かっていました。
それでも好きになった人から好きだと言われるのは涙が出るほど嬉しくて、2人きりでいられることはドキドキしました。

仕事のできる上司と仲が良くなることは、同じ職場の女子に勝っていて、上司と不倫関係になるってことは、奥さんに勝っているような不思議な優越感もあります。
その優越感を満たすように、上司は女性慣れしていて、欲しいところに上手に言葉をかけてサプライズを準備してくれます。

秘密を共有して、ひっそりと頑張って育てていく愛情みたいなものは、特別感でいっぱいです。
人生設計的には不毛な時間なんだろうなと、冷静になることも時々あります。
でも、手に入れてしまったこの心地よさを、自分からなくす勇気はまだ持てません。